『春の皿には苦みを盛れ』という昔からの言い伝えがあります。春は苦いものを食べるのが良いといわれ、この時期の山菜には”苦み”のもととなるポリフェノールやミネラルが豊富に含まれています。
ちなみに『冬は油を盛れ』。冬の寒さから体を守るために脂肪を蓄えるように、、、という言い伝えです。
春の山菜の苦み成分は、新陳代謝を促し、胃腸の働きをよくして春を迎える体に不要となった脂肪の排出を助けるそうです。
冬から春へ体を切り替えるのに役立ちます。
先人の里山暮らしの知恵は理にかなっているのです。
冬の間、毎日のように焚いていた薪ストーブから木灰を取り出し、あく抜きに使います。
灰をパラパラっと振りかけて、お湯をかけ(沸騰させると熱すぎてうまくあく抜きできません)一晩そのままに。朝になるとあくが抜けて、あく抜き終了!そのまま美味しく食べられます。もちろん、お味噌汁や煮物でも!
カフェエルプラスでは、わらびをたたいて粘りをひきだし、この時期定番の旬の山菜料理『わらびの醤油漬け』を作ります。
今だけの里山の恵み、自然に感謝しながら美味しくいただきましょう。