春の訪れとともに、里山の一本桜が静かに満開を迎えようとしています。東城3本桜開花リレーのスタートは、カフェエルプラスから北へ車で5分、『森湯谷のエドヒガン』から。その壮大な桜の巨樹は、広島県の文化財指定、胸高幹囲5mを超える貴重な巨木桜。(2024年4月6日撮影)
里山の一本桜は、ただ美しいというだけでなく季節の移り変わりを感じさせてくれる特別な存在。推定樹齢300年、古くから地
域の人々に愛され、大切にされてきた一本桜です。時の流れとともに歩んできた地域の歴史や農村文化とも深く結びついています。
薄ピンクの花は、人間だけでなく虫たちにとっても魅力的な存在のようです。耳を澄ませると、ブーーンという羽音が聞こえます。様々な昆虫たちが花の蜜に吸い寄せられているのでしょう。
この春、里山の巨樹に足を運んでみてください。その美しい、そして風にそよぎながら花をいっぱいに咲かせる姿に触れることで自然の大切さや豊かさを再認識し、自然からのパワーを感じてみてください。