2016年8月5日から12日、スペインに行ってきました!
今回の旅行の目的は、「スペインの田舎を体験してみること」でした。
そしてスペイン北部、特に現地で“田舎”と言われている山村で見てきた風景は、日本の“田舎”で見てきたものとは違うものばかりでした……
今回の旅行では、昔住んでいたナバラ州のパンプローナ市と、お隣のアラゴン州にある人口100人程度のシグエス(上の写真)という村に滞在しました。
どちらもスペイン北東部、フランスとの国境をまたがるピレネー山脈のすぐ近くに位置しています。
↑ナバラ州の州都パンプローナ。牛追い祭りの時期は世界中から人が集まります
シグエスでは、「スペインの田舎暮らし、興味あるでしょ?ウチの実家にいらっしゃい」と招待してくれた友人の家に泊めさせてもらっていました。
おかげで家や畑、川、そして教会とバル(立ち飲み居酒屋)が一軒ずつあるだけの小さな村で、お喋り好きなスペイン人達に四六時中質問を浴びせられる賑やか生活を送っていました。
↑一年に一度春の到来を祝う地元の祭り。この広場にある家に泊まっていました(シグエス)
特にスペイン人から多かったのは私が住む東城についての質問でした。
うかつに“田舎”という言葉を使えば、
「じゃあ山や川、畑があってここ(シグエス)みたいなんだね」と言われます。
その度に私は頭を抱えながら、
「山や川があるのは一緒だけど、似てるところを探す方が大変だよ!」
と、数年ぶりのスペイン語に苦戦しながら、スペインと日本(ほぼ東城)の違いについて話していました。
↑お互い山もあれば川もあるけど、日本とは全く違う印象です(シグエスにて)
普段日本にいると、田舎という言葉を使えば、緑豊かな山に囲まれた田園風景を相手も大体イメージしてもらえますが、スペインでそれは通用しません!
家の庭や畑の草刈りの大変さを伝えるだけでも苦労します。(笑)
次回からは現地で体験してきたことを少しずつ紹介していきますね。
次回へ続く
by Atsuki Kadono