「雨霽る(あめはる)」みたいな山々


前日のお昼過ぎから梅雨らしい雨がしとしと降った翌朝、やっと雨があがりました。


雨上がりには、山々のあちこちから白い霧がもやもやっと立ち上ります。そして風にのってすーっとゆっくりたなびいて・・・。

 

山あいで暮らすひとにとっては、雨上がりの見慣れたこの光景。

水分をたっぷりと含んだ空気が山々を包み込み、凛とした冷たい空気が立ち込めます。


なんだか、風情があります・・・。

 


雨が上がったあとでも、山の地面や草や木々には水分がたっぷりあって、その周りの空気も湿り気が多い状態になっています。

そのとき、風で空気が冷やされて空気中の水分が飽和状態を超え、とても小さな水の粒になるそうです。そして、水の粒が空気中に浮かんで白く見えているそうです。

 

これが、雨上がりの山々から立ち上る白い霧です。



雨上がりには、山々を眺めてみてください。まるで、水墨画でも見るかのような風景に出会えます!



by RIE KIKKAWA