若葉の頃 音が無いのも音のうち

 

5月の緑はまぶしい。

 

森で散策するのに、最高の季節がやってきました。

 

見上げれば、芽吹いたばかりの木々の葉が、眩しいくらいに淡いグリーン。

その緑を通りぬけた光を体に浴びると、何だか元気になってきます。

 

光合成?(笑)



5月前半の山肌

 

紅葉のパッチワークのような彩り豊かな芽吹きの緑を「春紅葉」はるもみじ というそうです。

そう言われてみれば、赤っぽいのがあったり、黄色があったり、まるで紅葉時期のよう。 

*ピンクは山桜



 

5月後半の散策路。

豊かな繁み。やわらかい木漏れ日。

 


夏の風は「ザザザザ」

 

秋の風は「カサカサ」

 

春の風は・・・音がありません。

 

それはきっと春の葉っぱが柔らかいから。

風にたなびく枝がぶつかりあっても、葉っぱと葉っぱの摩擦音がしないから。

 


茂みをかきわけ、森の奥地で見つけたヤマシャクヤクの群生

 

木陰の下でうす暗い中、まるで光っているかのような純白の花びらは

シルクのようなきめ細かな質感。 



ゆらゆらと水面でおどる若葉の緑

うっかり歩きたくなってしまうほど。


やっぱり5月の朝8時半頃の光が一番きれいです。

 

by jun iwawawaki