毎年ゴールデンウィークのころになると、りんごの花が満開になります。
広島県庄原市の特産品の「りんご」。5月初めに可憐な花を咲かせ、山あいにあるりんご農家のりんごの木々が一斉に白やピンクに彩られます。
花が咲くと、蜜を求めて昆虫たちがたくさん寄ってきます。
全国的に、りんごの産地ではマメコバチなどの巣箱を設置して人工受粉をさせることが多いそうです。
でも、ここ「やまうえ農園」(広島県庄原市東城町小奴可1620-1)では、できるだけ農薬を使わないことで虫たちによい環境をつくっているので、自然界に自生するミツバチたちが近くの山から”ブワーン”と飛んで来て、次々受粉をしてくれます。
※ハチの巣箱も少しだけ置いていますが、それはあくまで補助。受粉の主力は、近くの山々に住むミツバチなのです。
(2015年5月2日撮影)
ミツバチの働きで、りんごの木は、結実して美味しいりんごの実をつける・・・、そして、ミツバチはおいしいりんごの花の蜜を巣に持ち帰り、はちみつを蓄える・・・
まさに、自然界の役割分担!よくできています。
秋に美味しいりんごが食べられるのもミツバチたちがこの時期せっせと受粉をしてくれるおかげなんですね。
やまうえ農園といえば、ファームメイドのアップルパイが有名!
「食べて美味しいりんごを作る」をモットーに、できる限り農薬の使用を減らすこと、殺虫剤の使用はできるだけ春先のみに限ること、除草剤は一切使用しないことにこだわり、りんごを栽培しています。
そんな、やまうえ農園で採れたりんごがたっぷり入ったサックサクのアップルパイは地元でも人気!
それでは「花よりだんご」ということで、アップルパイさっそくいただきます!
by RIE KIKKAWA
その他おすすめの関連記事