比婆郷土料理『フキのとうみそ』



早春の野草といえば、「ふきのとう」。雪が解け、暖かくなると田んぼのあぜ道などにいっせいに芽を出します。

力強い土の香りとほろ苦い味で、春の訪れを感じます。「ふきのとう」を摘んで、3月の比婆郷土料理研究会で教わった「フキのとうみそ」をつくりました。

 

ふきのとう

キク科の多年草。ふきの花のつぼみ。早春に土の中から顔を出す薄緑色の小さな葉で幾重にも包まれたふきの花芽。食用には、つぼみがまだ閉じていて花芽が見えないくらいのときのほうが苦みが少なくおいしいといわれています。


ふきのとうを摘んで、料理して味わう・・・。季節の移り変わりを感じる贅沢な時間です。



【フキのとうみそ】


 材料:

 ・ふきのとう 10本  

 ・味噌  少々 

 ・砂糖  少々

 ・酒   少々

 ・油   少々


作り方:

1.ふきのとうはよく洗い、熱湯で茹でて細かく刻む

2.鍋に油をひき、ふきのとうを炒め、さらに味噌、砂糖、酒を入れて炒めながら練る

3.お好みで、細切りの花かつおを混ぜてもおいしい


参考文献:『四季の山菜 採り方と食べ方』(畔上能力監修、成美堂出版、1999年)

 

by RIE KIKKAWA